現場カメラマンとして撮影していると、
「この動きならどのシャッター速度にする?」
ここで迷う場面、けっこうあります。
でも実は、現場で考えていることはとてもシンプルで、
被写体の速さ × 見せたいブレ具合
この2つだけです。
写真とビデオでは考え方が少し変わるので、両方でまとめます。

被写体の「速さ」をざっくり3段階に分ける
現場で撮っているとき、細かく考える余裕はありません。
なので僕はいつも 「遅い/普通/速い」 の3段階で判断しています。
遅い(人の歩き、ゆっくり動く手、店内の作業など)
→ 1/60~1/125 で十分止まる
→ 動きを自然に見せられる
普通(走る子ども、踊り、軽いスポーツ)
→ 1/250~1/500 が基準
→ このあたりが一番迷うけど、この範囲でほぼ解決
速い(球技、走行車、動物、ステージの激しい動き)
→ 1/800~1/2000
→ とにかくブレを止めるならこのレンジ
「完全に止めるか、少しだけ動きを残すか」で微調整します。
止めるかブレを残すかを先に決める
シャッター速度を決めるうえで、
実はここが 一番大事 かもしれません。
完全に止めたい場合
走っている瞬間、ジャンプの頂点、スポーツの決定瞬間など
→ 速めのシャッター(1/800〜) を選ぶ
少しブレを残したい場合
祭りの臨場感、踊りの流れ、スピード感
→ 1/60〜1/125 くらいに落としてあげる
「止めれば偉い」というわけではなくて、
伝えたい雰囲気に合わせるのが正解。
ビデオの場合:シャッター速度の決め方は別物
ビデオの基本ルールは フレームレート × 2。
例えば、
- 30fps → シャッター1/60
- 60fps → シャッター1/120
- 24fps → シャッター1/50
動画の場合はこれが最も自然に見えるので、
写真みたいにどんどん変えるものではありません。
ただし、動きが速すぎて滲んでしまう時だけ、
ほんの少し速めにすると見やすくなります。
例)
- スポーツ撮影 → 1/250
- ダンスイベント → 1/120〜1/200
「自然さ」を壊さない範囲で調整するイメージ。
迷ったときの現場カメラマンの即決テンプレ
撮影中に迷う暇はないので、
僕はいつもこのテンプレで乗り切ってます。
① 止めたい? それとも動き感を出したい?
② 被写体のスピードは遅い?普通?速い?
③ ISOを見て、上げすぎてなければそのままGO
ほんとにこれだけ。
細かく悩むより、 まずは撮る。結果を見て微調整 のほうが失敗がありません。
まとめ:シャッター速度は正解より判断が大事
シャッター速度は難しそうに見えますが、
現場では 感覚で決める部分が半分くらい あります。
- 止めたいか?ブレてもいいか?
- 速い動きか、普通か、遅いか?
- 雰囲気をどう見せたいか?
この3つを押さえていれば、
どんな現場でも「迷わないシャッター設定」ができるようになります。




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